神社・・・
じんじゃ・かむやしろ と呼びます。
神社は、神道の信仰に基づく儀式及び祭りを行う場所です。
神道とは、縄文時代から日本人の生活や文化の中で続いている人々の態度、考え方、物事のやり方の総体です。
神道は、日本人の民族宗教であり、自然発生的に始まり、日本人の生活の基盤として存在しているものです。
開祖もありません、経典もありません、確定した教義もありません。
自然を敬い、八百万の神を敬い、祖先を敬い、祭祀を重視します。

八百万の神とは、神羅万象あらゆるものに神様が宿っているとする考えです。
（雷、風、雨などの自然現象、山、海、動物、木、滝などの自然物、衣食住、生業、剣、鏡、言葉、国のために尽くした偉人、優秀な才能を持った偉人、子孫のいく末を見守る祖先の御霊など、その数の多さから八百万の神と言われています。）

初詣、お祭り、縁結び、七五三、合格祈願などは神道の宗教儀式です。
これらの神道の宗教儀式は、生活習慣や通過儀礼の一つとして日本人の暮らしに溶け込んでいます。

日本の神社本庁管轄の神社は、約8万社あります。
また、管轄でない神社も入れると日本には約12万社神社があると言われています。

祝詞・・・
神様は現代語よりも、古い言葉の方が理解しやすいと言われています。
そのため、神主は一般人に代わって、大和言葉という古い言葉で神様にお祈りします。
また、神道は八百万の神というように、あらゆるものに神様が宿っており、言葉にも神様が宿っていると考えています。
つまり、「美しく正しい言葉は善きことをもたらし、醜く汚い言葉は悪いことを引き起こす」と言われるように、言葉の内容が言霊として現実になると考えます。
そのため、祝詞は整っていて上品で美しい内容で表現されています。

穢れ（けがれ）・・・
穢れとは、過去の悪い関係や出来事、罪、禍のようなものです。

禊（みそぎ）・・・
体についた穢れを取り除くことによって、心身の清潔さを回復させることです。

祭り・・・
神様と人々との交流する方法です。
祭りは、祭典と祭礼の2つの種類があります。
Ⓐ　祭典は、神職のみで行う祭りを言います。
Ⓑ　祭礼は、見物人に見られることを予期して行う祭りを言います。